フェイジョアの味と健康効果

フェイジョアの基礎知識

 

 

フェイジョアという果物をご存知だったでしょうか?知らなかったという人がいても不思議ではありません。スーパーなどでも並んでいるのを見かけることは少ない珍しい果物だからです。

 

フェイジョアの原産は南米で、ニュージーランド地方などを中心に栽培されています。フェイジョアは、樹高は2m~3mのフトモモ目フトモモ科フェイジョア属の植物で、約30年前にキウイフルーツと共に注目を集めましたが、結果としてはキウイフルーツの方が、日本ではよく知られ、定着するようになったのです。

 

梅雨時に白地で内側が紅紫色のきれいな花が咲きます。実は10~11月頃、灰緑色の小さな楕円形の実ができます。この状態では触るとやや硬く、一見したところ美味しそうには見えないのですが、実際の味はキウイフルーツやパイナップルのように甘くて香りもあり、最近再び人気が出てきているようです。

 

食べ方は、生食してももちろんいいですし、ジャムやゼリーにして食べる方法もあります。

 

フェイジョアは雌雄があり、この2本を植え、受粉させることで実がなり食すことができます。緑色の果実はパイナップルに似た香りがしますが、冬期も葉が落ちずに常緑性で美しい花もつけるので、家庭園芸用として栽培している人が結構いるようです。

 

寒さにも比較的強く、日当たりの良い場所を選べば、鉢植えでの栽培も比較的容易です。このように、フェイジョアは、園芸初心者でも比較的育てやすい魅力的なトロピカルフルーツなのです。