フェイジョアの味と健康効果

フェイジョアの品種・種類

 

 

フェイジョアは前述の通り、通常は3m程度の大きさのフトモモ科の常緑樹ですが、種類によって7m程度まで大きくなる木もあります。

 

基本的には、遺伝的に違う個体と受粉することで結実する樹木なので、必ず2種類以上の違う品種を混植する必要があります。成長はゆっくりで、実が付くようになるまで3年~5年はかかります。

 

条件としては、水はけの良い弱酸性の砂質土を好みますが、耐寒性があって病害虫にも強い庭木です。ただし、トロピカルフルーツの種類ですから、一応冬場の霜対策などはした方が良いと思います。

 

さて種類ですが、いろいろあります。果実が大きく楕円形なのが「アポロ」です。味や香りも非常によくて、自分の花粉でも受粉する1本性なのが特徴です。

 

「マンモス」は他の品種の花粉が必要です。果実はその名の通りに大きくてジューシーです。あまり日持ちはしないタイプです。

 

「トライアンフ」も他の品種の花粉が必要で、また晩生であり、果実の収穫期が遅いのですが、香りは良い、豊作性で有名な種類です。

 

「クーリッジ」も晩生ですが、大玉の果実です。やや酸味があり、自家結実性の1本性のタイプもあります。

 

「ジェミニ」は早生です。果実は中玉の卵形で、香りが強く味も良い種類です。「マリアン」は果実が中玉で果肉は柔らかいタイプ。

 

「トラスク」は大玉の早生で、味や香りは非常に良いタイプです。他にも「プリティーグリーン」、「ムーアオパールスター」などの種類があります。こうしたフェイジョアの多くは、食物繊維、ビタミン、ポリフェノールなどの栄養が含まれ、健康効果も期待されます。